2014.12.10 多色印刷

【多色刷りの世界Ⅰ】黒い紙への印刷

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黒い紙への印刷は、印刷が目立つ金銀や白が一般的かと思います。
逆に、敢えて黒インキをお使いの方もいらっしゃいます。

では、黒い紙へ赤や黄色などを刷るとどうなるでしょう?
油性インキは原則としてインキの下の色を透過するため、黒の紙の上だと思いも寄らない結果になることがあります。
例えば「基08しゅいろ」を刷った場合。

01_1
黄色い紙の上だと上記のような色になりますが、黒の色上質の上だと「赤」の要素がほとんど消え、黄色っぽい仕上がりになりました。
また、光が当たると色上質特有の照りにより、あたかもメタリックインキのような光沢が出ています。↓

01_2

※黄色っぽいところが「しゅいろ」で刷ったところ、地の紙色はグレーっぽく見えているところです(実物は黒色)。

このような視覚的な効果については熟練オペレーターでも全てを把握している訳ではありません。
「仕上がりがどうなりますか?」というお問合せへのお答えは非常に難しいです。
もし、本の完成前に結果をお知りになりたい場合は校正を承りますのでぜひご相談ください。(別途、校正代と納期が掛かります)

※ちなみに、「基08しゅいろ」と「基04べに」の差はこれくらいです。

01_3

また、「紙の影響を受けずに元の色で刷りたい」という場合には、白を刷った上にご希望のインキを印刷する必要があります。これを“白止め(白押さえ)”と呼びます。
ただ2版を重ねることになるため、印刷に“見当ズレ”が発生する場合があります。
→“見当ズレ”についてはコチラの記事で!

 

<2>

写真を黒い紙に多色刷りするとどうなるでしょう?
01_0201

↑このデータを黒い紙に銀刷りすると…

01_0202w

う~ん、綺麗に出ないですね…何が問題かお分かりですか?

実はこれ、ネガ・ポジを逆にすると解決できます!

01_0204
↑原稿を写真だけネガ・ポジを反転しました。

01_0205
実態がはっきりと判別できます!

これも視覚の効果です。よく考えると当たり前のことのようですが、やってみないとなかなか気付きませんよね。

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