原稿を作成する際には、その印刷(加工)方法再現性【印刷ランク】などににあわせた原稿の制作をお願いいたします。印刷面に凹凸がある場合印刷再現性は低くなり、また、シルク印刷や箔押しなどの印刷(加工)方法によっても再現性は異なります。きれいな印刷のためにはその印刷方法や印刷再現性に合わせた原稿の作成をお願いしております。原稿の再現性がご心配な場合は、あらかじめご相談下さい。
 原稿から印刷物にした時にどのくらいの細い線などが再現可能かを当社で判断し、目安としてつけたランクです。ランクAが最も再現性が高く、ランクB、ランクC、ランクDへと再現性は低くなります。印刷ランクにより再現できる線の太さやスクリーントーンの細かさ、データで作成する場合の必要な画像解像度が異なりますので、参考にしてください。 ランクA  再現可能な線の太さは0.1mm以上(周囲がベタの場合は0.3mm以上)です。データにて原稿を作成する場合の推奨画像解像度は、フルカラー印刷=350dpi(ppi)以上、グレースケールの場合は600dpi、モノクロ2階調やテキスト文字のある原稿は1200dpiで作成して下さい。 このランクAの印刷種類は、オフセット印刷。フルカラークリファイルやうちわ、カレンダーなど紙やフイルム素材への印刷となります。
ランクB  再現可能な線の太さは0.3mm以上(周囲がベタの場合は0.5〜1mm以上)です。印刷種類はフルカラーインクジェットプリントやフルカラープリント転写、グラビア印刷、アルミなどの平滑な印刷面へのシルク印刷などです。データにて原稿を作成する場合の推奨画像解像度は、モノクロ2階調600dpiで作成して下さい。 スクリーントーンを使用の場合は、40〜60線ぐらいがお薦めです。 ランクC  再現可能な線の太さは1.0mm以上(周囲がベタの場合は1.5〜2mm以上)です。印刷種類はプラスチックや塩化ビニール、生地のしっかりした布や表面平滑度の高いタオルなどへのシルク印刷や箔押し加工など。データにて原稿を作成する場合の推奨画像解像度は、モノクロ2階調600dpiで作成して下さい。 スクリーントーンを使用の場合は、30〜40線ぐらいがお薦めです。 ランクD  再現可能な線の太さは2.0mm以上(周囲がベタの場合は3mm以上)です。不織布やキャンバス生地、帆布などの表面に凹凸のある布、パイル地のタオル、広い範囲の箔押しや織込み加工など。データにて原稿を作成する場合の推奨画像解像度は、モノクロ2階調400〜600dpiで作成して下さい。 スクリーントーンを使用は極力避けて下さい。使用する場合でも30線以下の粗いもののみです。版下原稿を描く際もマジックなどの太いペンがお薦めです。
オフセット印刷  ランクA【フルカラー・多色刷】  紙やフイルム素材への印刷に使用される最もポピュラーな印刷方法です。その再現性も高く、高精細な印刷が可能です。当社ではAMスクリーン(240線)や、高彩度・高精細・高品質のFMスクリーン10μでの印刷からお選びいただけます。 シルク印刷  ランクB〜D【多色刷(1色刷〜)】  水と空気以外のほとんどの素材(布、プラスチック、金属等)に印刷できるスグレモノ。シルクスクリーン印刷とも言われます。版材に化学繊維を使った方法で、版の上にインクを乗せ、上から圧力をかけて印刷面に圧着させます。手動式や自動式の印刷機があります。 版材に化繊を使うために、あまり細かい線や広範囲のベタ、白抜きなどの印刷には向きません。版材は主に90〜120線がよく使われ、細い線や細かいトーンを再現するためには高精細な300線以上の版材を使用することもあります。また、印刷物が平らでないとうまく版が当たらずきれいな印刷ができないので、印刷する素材によっては大きな差が出ることもあります。 不織布や布地の素材の場合は1.0mm以上の太さの線の方がきれいに仕上がります。 多色刷もかのうですが、位置合わせの精度はオフセットに比べてひくく、また、不透明なインクを使用しているので、印刷部分を重ねずに刷り色の境界付近で0.5mm〜1.0mm位重ねるときれいな印刷が出来ます。インクの下の色はほぼ隠れますが、濃い本体色に薄い刷り色の場合などは下の色が透けて見える場合もあります。 フルカラーインクジェットプリント  ランクB【フルカラー】  版材を使用せずにグッズ本体へ直接インクジェットプリントをしていきます。プラスチックや木材、ステンレス、アルミなど色々な素材へのプリントが可能ですが、PP(ポリプロピレン)などインクが定着しにくい素材もあります。また、グッズ本体色の色がプリント色への影響を抑えるために“白止め”との併用もお薦めです。シルク印刷では不得意なグラデーションや写真原稿などの場合に適しています。また、版材を使用しないため小ロットの場合には特に経済的です。 パット印刷  ランクB〜D【多色刷(1色刷)】  多少の凸凹のある面や曲面などの印刷に適しています。版材に柔らかいゴムパットを使い、インクを印刷面におしつけてインクを転写して行きます。インクをあまり厚く盛ることができないので、素材の色が濃いものに淡い色を印刷することには向きません。ゴムパットの大きさ=印刷範囲となりますので、直径50mm程度の印刷範囲となります。多色刷の場合は、位置合わせはほとんどできません。再現性はシルク印刷と同程度です。 箔押し【ホットスタンプ】  ランクC〜D【多色刷(1色刷)】  箔型(亜鉛・銅・真鍮)と箔材(金箔・銀箔等)を使い、紙、ビニール、プラスチック等の素材に加工します。高温で圧力をかけて箔材を圧着します。素材によっては高温により変形する場合があるので、熱に弱い素材、広い範囲の加工には向きません。 加工する素材により箔材の制限がありますが、印刷とは一味違った表現が可能です。箔材の材料によってはかなり高価なこともあります。 実線で0.3mm、白ヌキで0.7mm以上ある方がきれいに再現できます。特にヌキになる部分が狭いと(0.5mm以下)箔が残ってしまいきれいに仕上がらない場合もあります。 転写プリント  ランクB〜C【多色刷(1色刷〜)】  転写紙にインクジェットプリントやシルク印刷を行い、転写しに熱を加え素材にインクを転写して行きます。陶器やガラスなどの食器に用いられることが多く、シルク印刷と同等の再現力もあります。印刷が剥がれにくい面もありますが、熱に強い素材(布、陶器、磁器等)に限ります。淡い色などの場合は厳密な色合わせができないこともあります。ガラスなどの透明な素材は印刷部分の裏からも光が入り、印刷色が薄く仕上ったようにみえてします。 グラビア印刷  ランクA〜B【多色刷(1色刷〜)・フルカラー】  薄くて柔らかな素材やポリ袋やビニールへの印刷に良く使われます。版材は非常に高価な凹版を使います。ビニール等の柔らかく伸縮性が高いものの場合は、厳密な位置合わせには向きません。とくに多色刷の場合は難しくなり、3〜5mmの位置ずれがおきます。 インクはオフセットと同じく透過性が高く、隠蔽力が弱いので、素材の色の濃いものに淡い色をのせると地色にひきずられてしまい、実際に印刷した色と発色が大きく変わってしまうことがあります。
印刷色に関して  印刷色の指定は「赤」「青」などの単純なご指定は避け、具体的な色をご指定下さい。指定の仕方や印刷方法、本体色の影響などにより、指定した色と異なる色になる場合があります。シルク印刷ではインクが不透明インクのため、黒い生地に白インクなどの本体色の濃い素材へ薄い色のインクでの印刷も可能です。また、シルク印刷では金・銀・メタリック色はインクに金属粉が混ざっているので、細かい絵柄の再現には向きません。 @DICチップで指定 DICチップとは「大日本インキ化学工業株式会社」(2008年4月より「DIC株式会社」)の「DICカラーガイド」に綴じられている色見本のことです。 DICチップには多くの色が掲載されており、このチップで色を指定することが印刷業界では一般的な方法となっています。色選びの参考にもなりますので、ご購入をおすすめしたいところですが、やはりある程度高価なこともありますので他の方法でも色指定を承っています。 A当社基本色27色での指定 基本色27色とは当社でご用意した基本色です。指定しやすいように、代表的と思われる色を選んであります。 色の種類は下の表の通りです。指定するときは「基本色No.1ローズ」というようにご指定下さい。 ※ただし、お客様のモニタの状態などにより、ご覧になっている色と印刷色にズレが生じる場合があります。ご了承下さい。 B印刷物の切れ端やモニタ上で色を塗ってのご指定  身近にある紙切れやカラーチャートでの色指定、画像ソフトでの色塗りなど、具体的な色見本になるものであれば何でも結構です。当社にてその色見本に近い色をお選びいたします。パソコンで色を選んだ場合はモニタの色味や、見た目の色はモニタによって異なりますのでご注意ください。
OS、アプリケーションソフト  対応可能なOSは、Windows(〜XP,Vista,7)、MacOS(〜10.6)。アプリケーションソフトはAdobePhotoshop(〜CS5)、AdobeIllustrator(〜CS5)などが一般的ですが、他のソフトでも保存形式がPDF形式・EPS形式・JPG形式などで保存していただければ対応しております。 @AdobePhotoshopを使用される場合  印刷方法により画像モードや必要な画像解像度が異なります。 ご入稿の際には不必要なレイヤーは削除し、フォントレイヤーは全てラスタライズをしてご入稿下さい。テンプレートデータをご利用の場合は、レイヤーを分けたまま残し、PSD形式でご入稿下さい。CMYMモードに変換してのご入稿を推奨しておりますが、RGBでのご入稿も承っております。 AAdobeIllustratorを使用される場合  必ずフォントは全てアウトライン化し、保存する際にはai形式でバージョンを落とさずに保存して下さい。画像を配置された場合は画像の添付または、画像の埋め込みをお願いいたします。画像を埋め込む際には書類のカラーモードと埋め込み画像の画像モードにご注意下さい。
 イラストは厚手の白い紙に、濃い黒色でしっかりと描いてください。薄い鉛筆などの場合、製版時に線がかすれてしまうことがありま。多色刷りの場合は、1色につき1枚の原稿というように各刷り色ごとに分けて作成して下さい。