●原稿作成(本文編)

本文の作成方法を説明します。

アナログ(手描き)原稿の作り方へ
データ原稿の作り方へ
データ原稿の作り方 ■Photoshopデータの作成方法へ
データ原稿の作り方 ■Illustratorデータの作成方法へ
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■アナログ(手描き)原稿の作り方■

●原稿サイズ
原稿はB5、A5などの規格のサイズでご入稿下さい。市販の同人誌用原稿用紙をご利用になると便利です。
断ち切りの絵柄にする場合は、天地左右とも5mmの余分を加えた大きさで作成して下さい。
投稿サイズ(310mm×220mm)からA5への縮小(67.5%)以上の縮小率になりますと、加算料金がかかりますのでご注意下さい。

本の出来上がりサイズ
文庫版(A6) 縦148mm×横105mm
新書版 縦182mm×横114mm
B6 縦182mm×横128mm
A5 縦210mm×横148mm
B5 縦257mm×横182mm
A4 縦297mm×横210mm



●原稿の作成方法

市販の原稿用紙
原稿用紙解説図

  • 断ち切りのあるデザインの場合は、必ず出来上がりラインの外5mmまで書き込むようにしてください。
  • 出来上がりラインの中であっても、ラインギリギリの文字や絵柄は切れてしまう可能性があります。あまりギリギリに大事な文字などを入れないようご注意下さい。
  • のど側(本で綴じる側)は見にくくなりますのでやはり出来上がりラインのそばには大事なものを入れない方が無難です。
  • 原稿用紙の四隅、四方の中心にある線はトンボと言い、面付け時の大事な目安となっています。紙などを貼り込んだりベタで塗りつぶしたりして消してしまわないようご注意下さい。
  • ノンブル(ページ数)は全体の90%以上のページに必要です。必ず出来上がり範囲内にお付け下さい。やむを得ずつける場所のないページは原稿用紙の天側の空いているところにお付け下さい。



●原稿作成の注意点
  • 筆記用具はスミの濃いものを使用して下さい。灰色だったり消しゴムで薄くなっていたりすると、とんで無くなってしまうことがあります。
  • 色のついたものを原稿用紙に貼っても、きれいに再現できません。写真などをご使用になる場合は、網掛け処理が必要です。お申し付け下さい。指定の方法が分からない場合はお問い合わせ下さい。
  • 同様に、インクジェットプリンタなどでモノクロ出力したものでも実際は色が使われていたり、製版で拾えない細かい点でできている場合があります。やはり見た目通りにきれいには出ませんのでご注意下さい。データの出力にはモノクロレーザープリンタをお勧めします。
  • スクリーントーンは必ずしも全てが再現できるわけではありません。出来上がりの善し悪しはスクリーントーンの質や使い方に大きく左右されています。以下の点に気をつけてスクリーントーンをご使用下さい。
    • 印刷の濃度の薄いトーンは使用しないで下さい。灰色のトーンはとんでしまいます。
    • アミの細かいものは使用しないことをお勧めします。(平アミ、柄もの双方とも。)細かいアミは製版機の限界を越えているものもあり、とびやすいです。
    • アミ点トーンの再現可能範囲表
      (原稿全体の具合や、縮小率などでいくらか変化します)
      濃度\線数 30線 40線 50線 60線 70線 80線
      5% × × × × ×
      10%
      20%
      30%
      40%
      50% × × ×
      • 接着剤の白さが強いトーンは、その下の線画やトーンをとばしてしまいます。
      • トーンを三重以上に貼りますと、製版の焦点がぼやけて汚れた感じになります。トーンの印刷のない透明の部分でも同様です。不要な透明部分はなるべく切り取ってください。
      • 二重であっても、全体をまんべんなくこすりつけていないものは下の線などがとぶ原因となります。また、こすりつけていないことによって、こすったところのみ跡が出たり、トーンと紙の間にできた隙間によって、製版時にその部分が浮いて、真っ黒くなってしまうことがあります。
      • トーンの下にホワイト修正や紙の切り張りなどがあると段差が製版に出てしまう場合があります。
    • 色鉛筆、マーカーなどを原稿に使うことはなるべく避けて下さい。赤、オレンジ、ピンクなどの色は蛍光色であっても印刷に出てしまいます。水色、黄色など薄い色であっても、スクリーントーンの下にあるものは出やすくなります。







  • ■データ原稿の作り方■

    本文原稿をデータで作る際の方法を説明します。

    データ入稿の印刷方法
    弊社のデータからの印刷には2通りの方法があります。出来上がり、部数、ご予算などによって適正なものをお選び下さい。

    1.シルバーデジプレート印刷
    • データから直接シルバー版に出力してオフセット印刷をします。900部以下に適しています。
    • 当社は多くの場合、シルバーの印刷を133線で印刷しています。ただし8%以下や70%以上網点にトビやツブレが若干起きます。再現可能な範囲で作成した原稿でなければ133線の出力はやや難しいでしょう。この場合120線で印刷します。
    2.フィルム出力→PS版印刷
    • 本文のアナログ製版で「フィルム製版」と呼ぶものがありますが、この製版材と同様です。再現できる範囲も同じであり、むしろデータで作っている分、より良好な再現ができます。また、フィルム製版(出力)はその後の工程がB3機以上のいわゆる「大台機」で印刷されますので、網点の再現やベタの均一な乗りという点では格段にきれいな印刷ができます。1000部以上に向いています。
    • この出力は、全ページデータ入稿に向いています。
    • 133線出力が平均です。上質紙やコミック紙にはその程度の線数が適正です。コート紙やマット紙(コートの艶消し)なら150線も可能です。



    ●OS・アプリケーション
    • MacまたはWindows。
    • アプリケーションは、最終の形式をIllustratorまたはPhotoshopでお作り下さい。
      QurakXpress、InDesignも可能ですが事前に必ず詳細についてお打ち合わせをお願いしております。
    • 小説データについては「Wordそのまま入稿」サービスを実施しております。詳しくは小説バックアップサービス頁をご参照下さい。



    ●入稿メディア
    • 3.5インチMO(128MB・230MB・640MB)、FD、CD-Rに対応しています。
    • 入稿の際には必ずバックアップを取っておいてください。
    • 1点につき1枚のメディアに入れてご入稿下さい。
    • 不必要なデータは入れないようお願い致します。



    ●ファイル名
    • 内容に関わる名称などは省き、3頁なら「03.eps」、4頁なら「04.eps」、 11頁なら「11.eps」……というようにファイル名をつけて下さい。全体が3桁になる ページ数なら「003.eps」としてください。



    ●画像モード
    • モノクロの本文なら配置画像を必ずグレースケールかモノクロ2階調で作成して下 さい。



    ●ファイル形式
    • PhotoshopでもIllustratorでも必ずeps形式でご入稿下さい。
      Photoshopのレイヤーが背景レイヤーとして統合されていないデータはお受けできません。
      また、アルファチャンネルは残さず、必ず全て削除して下さい。



    ●画像サイズ
    • 出来上がりの規格サイズに天地左右各3mmを足した大きさで作成して下さい。(B5なら188mm×263mm)
    • ※表紙の塗り足しは各5mmですが、本文は3mmでお願いしています。ご注意下さい。
      本の出来上がりサイズ
      文庫版(A6) 縦148mm×横105mm
      新書版 縦182mm×横114mm
      B6 縦182mm×横128mm
      A5 縦210mm×横148mm
      B5 縦257mm×横182mm
      A4 縦297mm×横210mm



    ●ノンブル
    • ノンブルは全ページの印刷範囲内にお付け下さい。それが不可能な場合でも最低9 割以上のページにはお付け下さい。無理な場合はご相談下さい。



    ●頁の分割
    • QuarkXpress、Photoshop、Illustratorのいずれのアプリケーションで作成する場合も、1ページごとに分割して作成して下さい。見開きの絵がある場合も必ず二分割にしてください。





    ■Photoshopデータの作成方法


    ●ファイル形式:必ずEPS形式
    • グレースケールの場合
      • プレビュー: Windows:TIFF8bit Mac:Macintosh8bit
      • エンコーディング:JPEG 最高画質(低圧縮率)
    • モノクロ2階調の場合
      • プレビュー:Windows:TIFF1bit Mac:Macintosh1bit
      • エンコーディング:バイナリ



    ●画像の圧縮:JPEG
    • JPEGの最高画質(最高画質-低圧縮率)によって解るような印刷結果の劣化は起こりません。作者の負担軽減も考え、推奨いたします。
      ※画像を統合した最終入稿ファイルを作る際にEPS-JPEG形式で保存して下さい。この形式のまま保存を繰り返しますと(10回程繰り返しますと目に見えて劣化が分かります)徐々に画質が劣化してゆきますのでご注意下さい。



    ●トンボ
    • トンボの作成は不要です。ファイルサイズに必要な画面は規格サイズ+塗り足し分のみとなっております。決してファイル内にトンボを入れないで下さい。また、トンボの為だけにIllustratorに配置してトンボ付けを行うことも不要です。



    ●画像解像度
    • グレースケールもモノクロ2階調も600ppiで作成して下さい。事情によりグレース ケールを300ppiにしてもかまいませんが、モノクロ2階調は必ず600ppiにして下さい。



    ●フォント
    • 文字は必ずラスタライズして下さい。
    • 文字を打つときはアンチエイリアスをOFFにして下さい。



    ●モノクロ本文のモアレ発生とその回避について

    モノクロモアレ
    モアレとは規則的な点と点(又は線と点、線と線)が干渉して発生する周期模様です。
    図-1はトーンAとトーンBを重ね合わせたものですが、格子状のムラが発生しています。このムラがモアレです。
    トーンAとトーンBのドットは均一に配列されていますが、これを重ね合わせると部分部分にムラが出来ます。そしてそれが周期的に繰り返します。その結果、ある時は格子状に、ある時は波状模様のようにムラが発生してしまうのです。
    モアレがキャラクターの肌に出たり、又、背景の空などに出ますと大変おかしな絵になってしまいます。
    モアレは図-1のトーン合成だけでなく、下記に書きます「ドットのアンチエイリアス状態(アンチエイリアス=ぼけ)」など様々な条件で発生します。
    モアレを避けたデータ作りを心がけましょう。

    【モアレが発生する条件】
    モアレは次ような作業を行ったときに発生します。
    • 1.グレースケール画像をモノクロ二階調化するときに作る「ハーフトーン」を二重に貼ったとき。=図-1
    • 2.グレーを塗った上にハーフトーンドットを作成したとき。=図-2
    • 3.ハーフトーンを作成した後に
       a.解像度の変更
       b.画像サイズの変更
       c.角度の変更
       などの手を加えた時。
       =図-3のように、ドットの周辺にグレーのピクセルが広がってしまいます。
       これを「ドットのアンチエイリアス状態」と呼びます。これがモアレの原因です。
    • 4.異なる解像度のハーフトーン画像を貼り込もうとしたとき。=ドットのアンチエイリアス状態が発生
    • 5.同じ解像度のハーフトーン画像を貼り込んだ後に、その貼り込み画像に拡大、縮小などの変更を加えたとき。=ドットのアンチエイリアス状態が発生。
    • 6. 3.と同じく、パワートーンなどを配置した後に解像度などの変更をしたとき。=ドットのアンチエイリアス状態が発生。
    • 7.photoshopのカラーハーフトーン機能を使ってトーンを作ったとき。=ドットのアンチエイリアス状態が発生
       ※但し。600ppiの時に最大半径16ピクセル以上のカラーハーフトーンを作ればモアレは発生しません。
    • 8.ハーフトーンのドット濃度を薄くしたとき(通常一つのドットは100%ベタ状態ですが、これを50%濃度にするといった作業のことです)。
    • 9.低い解像度(300ppi等)でハーフトーンを作ったとき。
    • 10.高い線数(80線以上)でハーフトーンを作ったとき。※理想は60線です。
       ※9.10のモアレは主に濃度の薄いトーンで発生します。
    • 11.ハーフトーンの角度を45度以外にしたとき。
    • 12.スクリーントーンを貼ったアナログ原稿をスキャンして使用するとき(この場合は、1200ppi以上でスキャンし、最終的にモノクロ二階調にしますとモアレが回避できる場合があります)。

    【モアレの出ないハーフトーンの作り方】
    • 1.ハーフトーンドットを拡大して見てください。このときにドットの周辺にアンチエイリアス状態が発生していなければ原則としてモアレは起きません。確認しながら作業を進めてください。
    • 2.一旦二値化でハーフトーン処理を行った画像をグレースケールモードに戻して作業するとモアレの危険が増します。最終的にモノクロ二階調に戻せばモアレが回避できる場合があります(600ppi以上、60線以下のハーフトーンで有効)。
    • 3.解像度や倍率を変更するときに【□画像の再サンプル】のチェックを外しておくとハーフトーンはグレー化しません。その結果、585ppi、615ppiなどの中途半端な解像度になっても構いません。又頁ごとに解像度が異なっていても印刷の障害にはなりません。





    ■Illustratorデータの作成方法


    ●ファイル形式
    • 必ずIllustratorEPSにして下さい。



    ●フォント
    • Illustratorでは、出力時の文字化けトラブルを避ける為にも思い切って全ての文字をアウトライン化した方が良いでしょう。総量で1GB程度なら、問題はありません。
    • ※アウトラインがとれないモリサワのフォントはそのままで構いませんが、モリサワの特殊なフォントについては事前にお問い合わせ下さい。
    • 文字のアウトラインをとるとモニタでは文字が極端に太りますが、シルバーデジプレートやフィルムでの出力では問題になるような太りは起こりません。



    ●文字のゴミ
    • Illustratorでは、一度打った文字を消去したり、打たなくても文字カーソルをクリックしてI(アイ)ビームポインタにしただけで、そのテキストポイントは文字として残ります。最終的に『ファイル』→『書類情報』で『フォントの詳細』が「なし」になるまでゴミ(孤立点)等を除去して下さい。
    • ゴミは『編集』→『選択』→『孤立点』→『delete』または『文字』→『検索・置換』→『使用中のフォント』の選択→『完了』→『選択ツール』→『delete』で除去できます。



    ●配置画像
    • 配置画像は必ずEPS形式にして下さい。RGBデータを配置したりしないようご注意下さい。
    • リンク画像がある場合は『画像を含めて保存』にチェックを入れ、原則として『画像の埋め込み』は行わないようにして下さい。どんな配置形式でも元画像は必ず添付し、同じメディアに保存してご入稿下さい。
    • ※表紙の場合は『画像を含めて保存』しなくてもかまいませんが、本文の場合は必ず『含めて』下さい。



    ●トンボ
    • トンボは『フィルタ』→『クリエイト』→『トリムマーク』で作成し、サイズの再確認のために元となった規格サイズのオブジェクトは「塗りなし・線幅なし」で残しておいて下さい。



    ●トンボの外にある画像やオブジェクト
    • トンボの一番外を超えて画像やオブジェクトを配置しないで下さい。
      ※Illustratorデータのサイズは、書類サイズではなく全体のオブジェクトサイズでそのデータのサイズを認識します。その為、トンボよりはみ出しがありますとそのサイズまで認識してしまいますので、はみ出した部分を切り取るか、マスク処理をして消して下さい。



    ●オーバープリントオブジェクト
    • Illustrator上でオブジェクトのオーバープリント指定をかけている場合は必ず出力見本にその場所を注意指定して下さい。







    ■小説本バックアップ■


    ●小説本バックアップ
    小説本のバックアップとしてMicrosoft Word(Windows)でのデータ入稿、Adobe InDesignを使用したPDFファイルでのご入稿を受付開始しました。詳細については下記リンクより「小説本バックアップ」頁をご参照下さい。

    小説本をバックアップ!
    Microsoft Word(Windows)でのデータ入稿方法、Adobe InDesignを使用したPDFファイルでのご入稿についてはこちらをご参照下さい。






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