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【まるで水滴】厚盛りニス・スポットクリアコートを使った表紙のアイデア3選

今回は人気の特殊加工「厚盛りニス」と「スポットクリアコート」をご紹介します!

2つの加工はいずれも、ツヤ消しの「マットPP」を貼った表紙の上に行う加工です。
お好きな部分にニスを乗せることで、ツヤを出すことができます。

「そもそも厚盛りニスとスポットクリアコートはどう違うの?」
「加工の効果を活かすには、どんな表紙デザインが良いの?」

といった皆さまの声にお応えして、2つの加工の違いや効果的な使い方・デザインのヒント、原稿作成方法まで解説します。

1.厚盛りニス・スポットクリアコートの違い

「厚盛りニス」はその名の通り、ニスを厚くのせるもので、手で触るとぷっくりと浮き上がっています。

「スポットクリアコート」は凹凸が無く、手で触ると平たい仕上がりです。
加工した部分にツヤ効果だけを出すことができます。

下の画像では、温泉のお湯の部分に加工をしています。いずれも光沢がありますが、左側の「厚盛りニス」の方が立体感があります。

(左)厚盛りニス (右)スポットクリアコート

2.厚盛りニス・スポットクリアコート表紙のアイデア3選

それでは、さっそく厚盛りニス、スポットクリアコートを使った表紙の実例をご紹介していきます!

(1)しっとりと「水」を表現!

※「厚盛りニス」を使用

ニスの最大の特徴は、なんといっても「透明感」です。この透明感を生かして、水滴や水しぶきのような表現ができます。

海やプールなど楽しい夏の場面から、雨のしっとりした場面までアイデア次第で多彩なデザインに使えます!

(2)ツヤツヤの「ガラス」を再現!

※「厚盛りニス」を使用

お好きな部分をツヤツヤにできるニス加工だからこそ、紙と印刷だけではなかなか再現できない「モノ」の質感を再現できます!
例えば、窓、ワイングラス、ガラス瓶などの無機物の表現にもぴったりです。

キャラクターの持ち物や背景などを加工して、
リアリティのある場面演出をしてみてはいかがでしょうか?

(3)透き通った模様や文字がオシャレ

メタリック表紙に「厚盛りニス」を使用

ツヤ消しのマットPPの上にニスが乗るので、光が当たったときニスの部分だけがピカッと反射します。
メタリック表紙にマットPPを貼ると、いぶし銀のように抑えられた輝きになりますが、上からニス加工をすることでふたたび輝き、盛られた箔押しのような見た目に仕上がります。(タイトル部分)

あえて透明なニスで、さりげなく文字や模様をちりばめるのも素敵です。
他とは一味違う、オシャレな表紙に仕上がりますよ。

画像の冊子は「第4回 本フェチ大賞」の特別賞を受賞された作品です!
とっても素敵な本の詳細はこちらでご覧いただけます。

3.とってもかんたん!原稿の作り方

多彩な表現ができる厚盛りニス・スポットクリアコートですがコツを押さえれば、原稿の作り方はとても簡単です!
特殊加工の初心者さんでも使いやすいので、
ぜひチャレンジしてみてください!

ポイント1:ニス用のレイヤーを用意しよう

ニス加工の原稿は、フルカラー印刷用のレイヤーと分けて作ります。
カラーイラストが描き終わったら、ニス用のレイヤーを1枚用意しましょう。
最終的には「背景(カラーイラスト)」と「ニスレイヤー」の2枚が重なった状態で入稿します。

ポイント2:ニスを乗せたいところは「黒」

加工したい部分を「黒」で描きましょう。
グラデーション表現は出来ないので、「グレー」の原稿はNGです!
カラーモードRGBで原稿ご作成の場合は、
「R=0、G=0、B=0」の値で
作成すれば問題ありません。

ポイント3:加工範囲は内側に!

断ち切り、背の折り目にニス加工がかかると、ひびや剥がれが発生するのでNGです!
加工部分は断ち切りから3mm、折り目から5mm離れた位置から内側に収めましょう。

ひと工夫で表現の幅がグーンと広がる「厚盛りニス」「スポットクリアコート」をご紹介しました。
アイデア溢れた原稿を楽しみにお待ちしています!

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