基本的な原稿の作り方
ファイル名の付け方
について
について
書き出し方法
まとめ方
原稿サイズの基本
◆表紙原稿
■ 原稿は、作りたい本のサイズの原寸で作成してください
※完成原稿を拡大・縮小すると、画質の劣化やモアレなどの問題が発生する可能性があります。
■ 表紙・裏表紙・背表紙を一つのファイルとして作成してください
表紙(表1)と裏表紙(表4)を別々に作成する場合は、
背表紙の有無と背を表1・4のどちら側からとるかの明記をお願いします。
※必ず、天地左右に3mmの塗り足しを加えた大きさで作成してください。
【表紙サイズの計算方法】
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≪B5≫ タテ:263mm(縦257mm+天地の塗り足し各3mm) ヨコ:370mm+背幅 (表1横182mm+背幅+表4横182mm+左右の塗り足し各3mm) |
≪A5≫ タテ:216mm(縦210mm+天地の塗り足し各3mm) ヨコ:302mm+背幅 (表1横148mm+背幅+表4横148mm+左右の塗り足し各3mm) |
背幅の計算は「自動見積・予約システム」にて自動計算が可能です。
◆本文原稿
原稿は、作りたい本のサイズの原寸で作成してください。
※完成原稿を拡大・縮小すると、画質の劣化やモアレなどの問題が発生する可能性があります。
出来上がりの規格サイズに天地左右各3mmを足した大きさで作成してください。
仕上がりサイズ | 原稿作成サイズ(塗り足し込) | |
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B5 | 257mm×182mm | 263mm×188mm |
A5 | 210mm×148mm | 216mm×154mm |
B6 | 182mm×128mm | 188mm×134mm |
新書 | 182mm×114mm | 188mm×120mm |
文庫 | 148mm×105mm | 154mm×111mm |
印刷範囲と塗り足し
印刷範囲と塗り足し
仕上がりサイズの端まで絵柄がある場合、天地左右3㎜の塗り足しが必要です。
(小説本で仕上がりサイズに文字や柄がかからない場合は、塗り足しは必要ありません)
原稿作成においての注意
【断ち切りにかかる絵柄は、塗り足しいっぱいまで絵を描いてください】
断ち切りで絵柄やトーンが終わっていると、本が仕上がったときに
白いフチが出る場合があります。
【断ち切り線近くには大事な文字、絵柄を配置しないでください】
製本時に若干のズレが生じる為、断ち切り線から2mm付近には、大事な文字・絵柄を配置しないようにしましょう。5mm以上内側に入れると余裕が出ます。
【のど側(本で綴じる側)は見えにくくなります】
本の綴じる側は、文字や絵柄が見え難くなります。
綴じ側10mm以内に大事な文字や絵柄を配置しないことをお勧めします。

絵柄は塗り足し一杯描こう!
切らせたくないものはなるべく内側へ!
ノンブルとファイル名の付け方
表紙データファイルの名付け方
表紙ファイル名は、半角英数で「hyoushi.psd」など、わかりやすい名前をお付けください。
- 【例1】表紙と裏表紙を別々に作成する場合 「hyou1.psd」「hyou4.psd」
- 【例2】多色表紙で色ごとにファイルを分ける場合 「hyoushi_07aka」「hyoushi_30wakakusa」(※数字は基本色番号)
- ※折とじ本セットに限り、表紙・裏表紙にあたるデータは
本文と同じ通し番号(01.psd、16.psdなど)の半角数字のみでお付けください。 - ※全角や漢字かなを使用されると、文字化けで原稿の処理に時間がかかり事故に繋がります。
本文のノンブル(ページ数)について
- 本文のノンブルは、全ページ必須です。
ノンブル不備による乱丁・落丁にはご対応できません。可読性の点から、ノンブルは2mm以上の大きさでご作成ください。白い背景にノンブルを置く時は文字を黒(K100%)に、
黒いベタの背景にノンブルを置く時は文字の色を白にするか、文字を白枠で囲むようお願いします。 - デザインの関係上ノンブルを入れたくない場合でも、隠しノンブルが必要です。
隠しノンブルは <フォントサイズは最低2mm・色は黒・仕上がり線より内側> へご作成ください。 -
ノンブル不備があった場合、弊社でファイル名を優先してノンブルを追加し、進行させていただきます。
弊社側でのノンブル追加は『全て隠しノンブル』となり、作業代(1ページにつき50円+税)が発生いたします。
※中綴じの場合、無線綴じと同様に冊子の綴じ側に極小サイズで配置しますが多少ノンブルが見えますので
ご了承ください。 - 1pにつき1つのデータで作成してください。厳密な絵合わせが必要なページは見開きで作成する場合は、その旨を必ずご報告ください。
(※PDFの場合は1つのデータに複数ページ作成されていて問題ありません)
本文データファイルの名付け方
- 本文ファイル名は、必ずノンブルと同じ番号にそろえてください。
- ※全角や漢字かなを使用されると文字化けで原稿の処理に時間がかかり事故に繋がります。
- ※タイトルや部位を示すローマ字表記も事故の元です。本文のファイル名は数字のみで表記してください。
○【良い例 1】漫画・イラスト原稿(psd等) ノンブル3p → 03.psd、ノンブル4p → 04.psd(100p以上であれば、003.psd、004.psd等) ○【良い例 2】小説原稿(PDF等) ノンブル3~10p → 03-10.pdf(100p以上であれば、003-010.pdf等)
×【悪い例 1】 ページ番号とノンブル番号が違う 3p→01.psd、4p→02.psd
×【悪い例 2】 数字以外の文字が入っている honbun_03.psd、honbun_04.psd
データ対応環境について
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対応環境
【対応OS】Windows、macOS、iOS、Android
【対応アプリケーション】Photoshop・Illustrator・InDesign CCまで / ComicStudio・CLIP STUDIO PAINT /
Word2019(Mac版は2011)まで / FireAlpaca / MediBang Paint / Procreate その他は要事前相談
カラーモードについて
フルカラー原稿の場合
●CMYKまたはRGBで作成してください。
PC画面上の色はあくまで「擬似的な」色ですので、実際の印刷物とは異なります。
また、RGBはCMYKよりも色域が広いため、CMYKでは再現しきれない色が多数あります。
データでのカラー原稿作成にあたってはモニターのキャリブレーション(色調節)を
行うことをおすすめしますが、どんなに厳密な調整をしても、
モニタと実際の印刷色とは異なりますのでご了承ください。
【RGB→CMYK変換の際、色の沈みが気になる場合】
緑陽社では、高精細FM印刷で色の沈みを軽減する手法を取らせていただく場合があります。
しかし、RGBの蛍光色をすべて同じように再現できるというわけではありません。
なお、部分的に気になるところがある方は、ご入稿の際に発注フォームや出力見本に記入する形でお知らせください。
色の沈みが気になる部分のレイヤーのみを残してPSD形式でご入稿いただき、
入稿の際にその旨をお知らせいただくという方法でも可能です。 >>「キレイなRGB原稿作成のポイント」へ
色刷り(1色~多色刷)・モノクロ本文の場合
グレースケール、または、モノクロ2階調で作成してください。
作成方法は各ソフトの項目で解説していますのでご参考ください。
アプリケーション別の書き出し方法
Photoshop原稿作成マニュアル
Illustrator原稿作成マニュアル
CLIP STUDIO原稿作成マニュアル
Word原稿作成マニュアル
InDesign原稿作成マニュアル
COMIC STUDIO原稿作成マニュアル
MediBang Paint原稿作成マニュアル
FireAlpaca原稿作成マニュアル
Procreate原稿作成マニュアル
アナログ原稿作成マニュアル
多色刷り原稿作成マニュアル
データファイルのまとめ方
データファイルは1発注につき1つのフォルダへまとめて、お送りください
●フォルダを作成し、ご入稿データをまとめて入れて、圧縮してください。
※圧縮せずに送信すると、データが破損する可能性がございます。
●フォルダ名は予約番号またはタイトルなどわかりやすい名前を半角英数でお付けください。
データが重すぎて送信できない、等の場合は分割して問題ありません。(分割であることがわかるようにご記載ください)
FTPの場合は容量を増やすことが可能ですので、お電話にてご相談ください。
●ご入稿の際には必ずバックアップをお取りください。
印刷に不必要なデータは入稿データ内に入れないようお願いいたします。