| 多色刷り印刷とは? | 多色刷り原稿の作り方 | 作成上のご注意 |
■ 多色刷り(色刷り)印刷とは?
4色カラー(CMYK)と違い、特色の色インクを使った印刷です。
当社では現在、基本色36色をご用意しています。
フルカラーの印刷とも違う複数の色を重ね合わせた多色刷りだからこそ 組み合わせで様々な表現が出来ます。
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■ 多色刷り原稿の作り方
<例>
[基:07 あか]を濃度100%で印刷したい場合は、 グレースケールK100%(黒)で表現してください。
[基:07 あか]を濃度50%で印刷したい場合は、 グレースケールK50%(グレー)で表現してください。

下記にあわせて、各アプリケーションの原稿作成方法もご確認ください。
刷り色の数(2色刷りなら2枚)のレイヤーのみが残るようにして、 レイヤー名に「印刷したい基本色番号・色名」を設定してください。
保存形式は「PSD」にしてご入稿ください。
>>多色刷り・色刷り表紙用 テンプレートはこちら

<例1>レイヤーで色を分ける
画像を統合し、PSDまたはEPS保存でご入稿ください。 ファイル名に印刷したい色名を設定し、 どちらデータをどの色で印刷するのかが分かるようにしてご入稿ください。
<例>
hyoushi_01usumomo.psd hyoushi_36keikougreen.psd

それぞれのチャンネルに版を分けるため、この方法の場合は CMYKモードを選択して画像の作成を行ってください。
色の指定は、発注時に「どのチャンネルをどのインクで刷るのか」ご記載ください。
<例>
Cチャンネルに基本色21スカイブルーインク用の版を作成、 Mチャンネルに基本色01うすもも用の版を作成、 など。

基本的に上記のPhotoshopの作成方法1・2と同じになります。
保存する形式はPSD形式にしてご入稿ください。
(CLIP STUDIOはeps形式とチャンネルは対応しておりません。)
書き出し後は、画像を開いて確認する事をお勧めいたします。
注意1:カラー(CMYKやRGBモード)で作成してカラーでの 書き出しは行わないようにお願いします。
注意2:モノクロで作業や書き出しをする場合、濃淡が無い 白黒2値のデータになりますのでご注意ください。


Photoshopの方法3「CMYKに振り分ける」、または「DICのスポットカラー」・「カスタムカラー」のいずれかでご作成ください。
出力出来るのはこの三種のみです。 ※特色の緑を「C50,M10,Y80」といったCMYKの合成色で作られますと、そのままの出力はできません。
IllustratorにPhotoshop画像を配置した特色印刷は双方を同じ色に振り分けて作成して下さい。
1ファイルに多色データをまとめることが困難な方や、ファイルに分けても大きな問題が起きない方は色別のファイルでもかまいません。
この場合、画像サイズとピクセル数、配置画像の座標などを必ず統一して下さい。
■ 作成上のご注意
細かな位置合わせのある原稿の場合
通常、同人誌の多色刷りの機械は、フルカラーのような厳密な位置合わせはできません。
トラップ幅を0.6ポイント(約0.2mm)に設定して下さい。小さな文字などがある場合にはそれが困難なことがありますのでその場合は結構です。
3色刷り以上になりますと0.6ポイント以内でも困難となりますので、別途ご相談ください。
<トラップとは?>
トラップは、少し印刷がずれても目立たないように、絵柄どうしの境目を少し重ねた部分の事をいいます。【右図参照】
出力見本
多色刷りの場合は原稿が複数枚あったり、複雑な絵柄を組み合わせた難しいデザインの場合があるため、
完成時のイメージ図として、JPEG画像やPDFなどで出力見本をつけていただけると非常に助かります。
再現できるグレーの濃度
標準の133線で出力した場合、良好に再現できるのは、均一なアミ点で8%~65%、
グレースケールなどの濃淡の原稿で8%~80%くらいです。
その前後ではトビやツブレが起こることがあります。再現内に濃度を調整して下さい。
線の太さと白抜きの太さ
あまりにも細い線、細い白抜きは出ません。通常のアナログ原稿の再現を参考にして下さい。
線で0.1mm、白抜き線で0.2mmは必要です。
インクと紙の相性
インクは半透明ですので紙色の影響を受けます。 インクと紙の組み合わせによってはデザインが 見えづらくなりますのでご注意ください。 |
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