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カラー原稿  

カラーカバー原稿をうまく仕上げる3つのコツ!

書店にあるような小説・漫画が作りたい!という声にお応えしたく
今回のコラムではフルカラーカバーの原稿を綺麗に仕上げるコツをご紹介します。

カバーを作るには「本の背」「イラスト等がある表紙・裏表紙」 「 袖(折り返し)」「塗り足し」の4つが必要です。

背幅や袖(折り返し)など普段の生活で聞き慣れない言葉も多いかと思います。
1つずつ順番に作り方のコツを解説します。

まずはカバー原稿を表した図をご覧ください!

◆カバー原稿を表した図 <例:A5サイズ>

1.カバー作りのコツ①
カバーの背幅は本体の表紙より1~2mm広く作る!

はじめにカバーの背幅の解説です。

「カバーの背幅は冊子本体の背幅より1〜2mm広く作る!」

これがとても大切です。

【背幅の解説】緑陽社テンプレートを使用

背幅が10mmの本を作る場合、カバーの背幅は12mm(本体+2mm広く作る)となります。

背幅を表紙よりも大きく作るのは、カバーを表紙に巻いたときの余裕として必要になるためです。

とはいえカバーを作成する時に、まだハッキリと本文のページ数を決めきれないことはよくあるかと思います。

そんな時は、余裕を持ったサイズであらかじめ少し大きめに作るのがオススメです!
また、背幅が若干変わっても問題ないデザインにしておくと安心です♪

<注意点>自動見積で表示される背幅は、「表紙の背幅」を表記しています。
(例:自動見積&予約システムで表示された背幅が10mmの場合、表紙の背幅は10mm、カバーの背幅は12mmでご作成ください)


2.カバー作りのコツ②
表裏の絵柄は袖に3〜5mmはみ出るように!

次に、カバーのオモテ側・ウラ側イラスト絵柄部分の解説です。

「カバーの表裏の絵柄は袖(折り返し)に3〜5mmはみ出るように!」

こうすることで本を見た時に、カバーの折り目の部分までオモテ側・ウラ側の絵柄がしっかりと見え、綺麗な仕上がりになります。

【表裏の絵柄の解説】緑陽社テンプレートを使用

表裏の絵柄が袖(折り返し)部分まではみ出していない場合、袖(折り返し)の絵柄が表紙側に見えてしまいます!デザインが崩れてしまう原因となるので、かならず表裏の絵柄を袖の分まで用意するようにしましょう!


3.カバー作りのコツ③
冊子サイズにあわせた袖の長さで作る!

作る本のサイズによって、カバーの袖(折り返し)の長さが異なります。
A5やB5など大きなサイズの本の場合は、袖の長さも大きくなります。

なぜA5やB5サイズは袖の大きさが他の文庫やB6サイズと違い大きいのか?それは袖のサイズが短い作りになっていると、本を読む時にカバーがめくれやすくなってしまうためです。

緑陽社では各サイズにピッタリの袖の長さを、以下のように設定しています。

<各サイズ一覧>

サイズ タテ ヨコ 折り返し 塗り足し 合計(原稿作成)サイズ
文庫 148mm 105mm 70mm 各3mm 縦:154mm×横:356+背幅+カバー遊び1~2mm
新書 182mm 114mm 70mm 各3mm 縦:188mm×横:374+背幅+カバー遊び1~2mm
B6 182mm 128mm 70mm 各3mm 縦:188mm×横:402+背幅+カバー遊び1~2mm
A5 210mm 148mm 100mm 各3mm 縦:216mm×横:502+背幅+カバー遊び1~2mm
B5 257mm 182mm 120mm 各3mm 縦:263mm×横:610+背幅+カバー遊び1~2mm

【袖の長さと塗り足しの解説】緑陽社テンプレートを使用

各サイズに合わせ「袖の長さ+塗り足し3mm」の部分まで絵柄を入れる!

以上の3つのコツを意識してデータを作成すると、仕上がったときにとても美しい本が完成します!

カバーの原稿設定や、サイズがわかりにくい時は緑陽社のテンプレートをダウンロードして作成すると便利です!

カバー用に各サイズ(背幅40mm・本文800P相当まで対応)のテンプレートをご用意しています。

ぜひ原稿作成にご利用ください♪

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