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印刷・製本用語  

無線とじ・中とじの違いとは?

今回は同人誌の発注で選択する製本方法の無線とじと中とじについてご紹介します。
とじによる違いや、特徴や本を作るにあたりどちらの製本方法が向いているか解説します。

とじ方法

無線とじ…背を糊でとじる本
中とじ…ホッチキス(針金)でとじる本

無線とじ

無線とじは背を糊でとじるため、中とじに比べて本の背部分がしっかりとした本になります。
ページ数が多い本もきれいに製本できます。
ただし、ノドがきっちりととじられるため、本の見開き部分が見づらくなってしまいます。

無線とじ本

オプションとして見返しスピン、前後片方だけに遊び紙口絵などを入れることもできます。

中とじ

全ての紙を重ねホッチキスのような形状の針金で製本されているものが中とじです。
ノドぎりぎりまで絵柄が見えるのが特徴です。
8ページという薄い本からでも製本ができます。また表紙と本文が同じ紙での製本も可能です。

中とじ本

一方で、折って重ねてホッチキスで中央を閉じて製本を行うため、40ページ以上の
多ページのものはズレが生じる場合があります。
また、必ず4の倍数のページ数になります。
遊び紙は片方のみに入れることができないので、前後両方に入れることになります。

◆原稿作成のポイント

無線とじ

ノドがきっちりととじられるため、ノド側には読ませたい文字や
   絵柄などは入れないようにしましょう。

中とじ

・4の倍数のページ数になるようにしましょう。
・本の内側に来るページの方が大きく断裁されるので、
   小口側には読ませたい文字や絵柄などは入れないようにしましょう。

とじ対応一覧

無線とじと中とじではそれぞれの長所や短所があるので、ページ数や印刷内容の
見せ方でどちらが好ましいかを選択していただければと思います。

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