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2020年11月22日 公開

この調査は、新型コロナウイルス感染拡大により、
サークル活動に困難が生じている今、皆様の活動状況や
不安や懸念点、創意工夫などをお伺いしたいと思い実施したものです。

たくさんの方にご注目いただき、2,811名もの方にご回答いただきました。
回答を寄せてくださった皆様、SNSで広めてくださった皆様に深く御礼申し上げます。

自由記入欄に頂いたメッセージは、実に100万字を超えました。
一つ一つ丁寧に拝読したうえで、集計として反映させ、ご意見の一部を掲載しています。

ご意見を拝読しますと、サークルの皆様の切実さがひしひしと伝わってきました。

この文章は、J.GARDEN49会場で書いていますが、なかなかの活況を呈しています。
復活の足音が徐々に大きくなっているように思います。

創作の灯がコロナを超え、いつまでも輝き続けることを願って止みません。

緑陽社 代表 武川 優

アンケート概要

実施日:2020年8月25日~9月30日
回答数:2,811件
回答者内訳:緑陽MyPage会員1,564件(56%)、非会員1,247件(44%)

集計結果を公開させていただくことをアンケート配信時にお伝えしておりますが、
ご意見の全文掲載については回答された方に改めてご諒解を頂きました。

コロナ禍での同人活動の実態調査結果

Q1. 「新型コロナウイルス感染症」流行以降、新刊発行ペースはどのように変化しましたか?

1.3% とても増えた
5.1% 増えた
25.2% 変わらない
29.1% 減った
39.5% とても減った

 結論 

「とても減った」が最も多く39.5%、次いで「減った」が29.1%でした。
新刊発行ペースは減っていると回答している方が全体のおよそ7割いらっしゃいました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、同人イベントが各地で相次いで中止になったことが新刊の発行ペースに大きく影響しています。

Q2. 2020年内に同人イベント(即売会)へ直接参加する予定はありますか?

37.4% ある
43.3% ない
19.3% 分からない

 結論 

「ある」が37.4%、「ない」が43.3%、「分からない」が19.3%でした。
同人イベントが通常通り開催するか先が見えない事もあり、
参加の予定を組み立てにくい状況が続いていることが、回答結果から読みとれます。

Q3. 2020年は同人イベント(即売会)の中止・延期が相次いでいる状況です。率直な感想をお聞かせください。


この質問の回答数は2,697件、文字数は合計36万文字を越え、
平均で133.7文字ものご意見をいただきました。
皆様から寄せられた数多くのご意見、叫び、悲鳴の数々に、編者も心を痛めました。

一番多く頂いたのが、寂しい・悲しい・残念という率直なお気持ちでした。

へたくそながらも書いて、本を刷っていただいて、頒布する。当日全国から集まったお友達とたわいもないおしゃべりする……すごくすごくささやかな楽しみなのに、どうしてそれがかなえられないの、と、頭ではしょうがないとわかっていても泣きたいです。 今年は職場から不用意な越県を禁止されていたりすることもあって、なかなか難しそうで悲しい。 毎日東京の感染者数の増減に一喜一憂しています。

すごくさみしいです。 仕事が忙しく漫画が描けない状況だったのも併せて同人から遠ざかってしまいました。 イベントの日に朝早く起きて無配をコピーしてから電車にのって会場に行く、あの空気を鮮明に思い出します。印刷物の段ボールが届いていて新刊があってホッとする、設営する朝の気持ちとか。スペースまでいつも来てくれる方々の顔とか。 物語を作って漫画を書いて読んでもらっていることが、自分にとってどれだけ大事か思い知りました。 私の場合はまず、描くための時間を作りペンを握るところから始めなければなりませんが、もう一度あの朝の空気が吸いたいです。

他にも、
「(同人誌イベントという)自分の生きがいが失われている。」といったご意見や、
「(自分の新刊を頒布して)一言の応援をいただくこと、普段会えない方と会ってご挨拶できる貴重な場でしたので、無くなった今、虚無感でいっぱいです。」
といったように、率直なお気持ちを数多くお寄せいただきました。

イベントが無ければ新刊を出せない、イベント合わせの〆切がなければ本を作れない、というご意見も多く寄せられました。

締切がある頃は締め切りさえ無ければと思っていたのに、いざいなくなるとこんなに駄目になるとは思いませんでした…。 イベントの空気が恋しいです。

イベント開催がないとメリハリがなく、原稿ペースが落ちました。オンラインイベントにも参加したりしましたが、結果として、対面の同人イベントの代わりはないなと痛感しただけでした。

赤字サークルが多い中、それでも本を発行するのは、「イベント会場での頒布」という体験を買っていたからだと思います。

他にも、
「(〆切直前。修羅場のTwitterで)原稿が終わらないという悲鳴が聞きたい。苦しいのは私だけじゃないんだっておもいたい。」といった、リアルなお声も寄せられました。

コロナが怖いからイベントに行けない、仕方がない、といったご意見も目立ちました。

とても残念な状況ではありますが、正直、今イベントに参加するのは怖いです。オンラインやバーチャル即売会など、時代に合わせた様式での工夫がされていますが、現場に行ってイベントの空気を感じる事が好きだったので、早くコロナが収束してくれるのを祈るばかりです…

一方で、イベント中止を前向きに捉えるご意見も。コロナ問題が人間関係に影響することの難しさや、社会的な影響の大きさを感じます。

正直、自分が参加予定だったコミケが中止になって安心しました。サークルの代表として、自分や家族、スタッフ、サークルを応援してくださる方に感染する機会を与えてはいけないと不安に思っていたので、中止になって良かったです。 でも制作物を会場で手にとっていただける機会が無くなってしまったことは悲しい事です。

コロナが続いてる限りはしょうがないかなと考えています。 強行突破して感染拡大し、即売会が今後続けられなくなる可能性を考えたら現時点では中止・延期で良いと思っています。

イベント主催者、印刷会社など、関連企業について心配するご回答や、このままでは同人文化そのものが失われてしまうのではないか、といった危機感をにじませるご回答も数多くいただきました。

非常に残念で、即売会運営会社様、印刷会社様、各関係会社様などの経営面も心配です。しかし仕事上万一感染した場合に職場に及ぼす影響が大きく、行動履歴も詳細に報告しなければいけない環境にあり、感染時にイベントという場にいたことが伝えられないので、イベント参加は当面難しいので、応援できないジレンマがあります

イベントを楽しめる機会が減り、とても悲しんでします。 また専業の方やプロデビューを考えているひとは、収入が絶たれていいるのが現状だと思うので、すばらしい才能を持つ人が創作の道を諦めているのではないかと憂慮しています。 同人イベントは素人が創作欲を発露する場である以上に、プロが育つ場所だと思っています。 いつかまた何の憂慮もなく、イベントが開ける日を心待ちにしています。

他にも、
「(コロナが過ぎ去った)ときにイベント会社さん、印刷所さんが存続していてくれるよう応援したい!という思いがまずあります。」といったご意見や、

「(自分は今も原稿を進めており新刊発行を計画しているものの)印刷所さんが今まで通り操業していられるか、また作家勢が筆を折ってしまわないか、ひいては同人文化そのものが衰退してしまわないかが非常に心配です。」
といったお声が寄せられました。

この状況下でもなんとかイベントに参加することが出来た。その時の感想を寄せてくださった方もいらっしゃいました。

8月22日の大阪イベントに関東から参加しました。 お客さんが本当に少なく、頒布数もいつもの半分~1/3ほどで驚きました。 売上のことを考えたら、ちょっと、将来を悲観する状況ではありますが、 来てくれた方や近隣のサークルさんとゆっくりとご挨拶や交流ができ、 この数年は、いかに部数を増やすかなど売上のことばかり考えていたのですが、最初は、同じジャンルやカップリングが好きな方とこうして交流したくてイベントに参加しはじめたのだよなあと、初心を思い出すきっかけになりました。

イベントありきで本を作っていたのもあり、先日の夏インテに参加した時に「やっとイベントだ!!たのしい!!!!」と生き返るような気持ちになりました。 イベントまでの準備を含めて本を作る楽しさだと個人的には感じており、各企業様の努力のもと開催できることに感謝をしております。

といった感想をお寄せいただきました。
まだまだイベントは厳しい状況ですが、一歩ずつ、着実に前進する足音が聞こえてくるようです。

Q4. 同人イベント(即売会)での頒布にあたり、イベント当日の気になる点・不安な点はありますか?

83.6% ある
16.4% ない

 結論 

「ある」が83.6%、「ない」が16.4%でした。
気になる点があると回答された方が非常に多くいらっしゃいました。
サークル参加・一般参加のそれぞれの視点から回答をいただきました。

Q5. Q4で「ある」と回答された方へ イベント当日の気になる点・不安な点を具体的にお教えください。

12% イベント側のコロナ対策
13% 一般参加者のコロナ対策
39% サークル参加者のコロナ対策
16% 売上・部数の減少
20% その他

 結論 

皆様からお寄せいただいた回答を分類したところ、上記のような結果となりました。
グラフ内のオレンジから赤色の部分が「コロナ対策への不安」のご意見を表します。
イベント主催者・一般参加者・サークル参加者のコロナ対策という3つに分けてみましたが、それらをまとめて「コロナ対策への不安」を上げる声が全体の約3分の2と圧倒的多数となりました。

大きく分類をまとめますと、
コロナ対策への不安 64%
頒布数減少への不安 16%
その他 20%
となりました。

頂いたご回答をいくつかご紹介していきます。

コロナ対策への不安

私たちサークル参加者はあまり密にはならないと思いますが、一般参加者の方々は、他の人との距離をあまり取りづらいと思います。そのため、買いに来てくださる方へ「イベント来てね」と言いにくいですね。

今回の超スパコミでは、見本誌と在庫を人の触れる場所に置かない、という対応をしました。 A2パネルお品書きとビニールでパーテーションを作り、バリケードのようにしていましたが、正直、やり過ぎたかなと感じています。 ただ、私自身は見本誌にカバーを付けていたとしても、本を消毒するという行為をしたくないので、何か他の案はないかと模索しています。

以上のようなご回答が目立ちました。

他にも、
「(自分が参加したイベントのなかでPCR検査陽性者が出た場合に)どのように情報公開がされるか不安」

「(コロナ禍で実際にイベント参加したのだが)イベント毎に運営の方が工夫をされている一方で、イベント同士で情報共有やノウハウを共有できていない」

「(サークル側の感染防止対策について)サークルごとにばらつきがあるのは不安を感じるし、うちはこれだけやったのにあそこは何もしていなかったなど(のトラブルが心配)」

といったご意見もいただきました。

コロナ禍にあって、イベント会場での頒布や交流と、コロナ感染対策を両立出来るのかという不安。
また同人誌イベント会場で感染者が出てしまった時にどうなるのかといった不安。
多くの不安要素についてのご回答をいただきました。

イベントでの新刊頒布数についての不安

サークル参加側として、部数が全く読めなくなってしまったこと。

せっかく頑張って新刊を出しても手に取ってくれる人が少ないのではないか、人のいない会場を目の当たりにしてモチベーションが下がってしまうのではないか、という不安があります。 もちろん自分が好きで描いている同人誌ですが、サークル活動ということで、好きなものを共有する場でもあると思っています。 利益の出ない趣味の範囲であるからこそ、モチベーションが活動の鍵となっていると思うので、そのエネルギー源がなくなってしまわないかと不安に思っております。

同人誌サークルとして、新刊を多くの人に読んで欲しいというのは当然の思いですよね。
コロナ禍のなかで開催されるイベントに参加者が来てくれるのか、新刊を手にとってもらえるのか。
サークル様の切実なお気持ちを感じる回答も多くいただきました。

その他のご意見

正直、会場への不安はまったくないのでできれば参加したいのですが、家族の同意が得られていません。家族にとってイベント会場というのは、とくに対策もされておらず人が多くて危険でほぼ確実に感染する場所というイメージがあるようです。

接客業、医療従事や看護職とも交流があるので、即売会イベント自体の感染対策はとても頑張ってると思います。 しかし、やはり県をまたいでの移動、不特定多数との接触の不安、そして万が一自身が感染してしまった場合に、地元での勤務や移動、飲食が原因とされるのと違って、県外の即売会に遠出して濃厚接触したと見られた際、即売会イベントや関係各所にどのくらい影響が出るのかが怖いと言うのもあります。

本を直送した場合、希望通りに本ができているかどうか。

以上のようなご回答が多く寄せられました。
そのほかにも、

「(イベント主催者や運営側の感染防止対策は万全で安心だと思うのだが)しかし自分は地方在住で遠征となるため会場にいくために公共交通機関、施設は必ず利用しなければならず、そちらが心配です。」

といったご意見や、

「(印刷会社に直接搬入を依頼した)本がスペースに届くかどうか。」

といったご意見も目立ちました。

公共交通機関で長距離移動することへの不安、家族の理解が得られるかという問題、また万が一、同人誌イベントに参加した自分がコロナ感染したらどうなるのかという不安。

そしてこのコロナ禍にあっても、新刊の印刷がちゃんと仕上がっているのか、会場に搬入されるのか?という極めて基本的な心配についてのご回答もいただいており、同人誌印刷所の立場からは身の引き締まる思いでございました。

Q6. オンライン上の同人イベント(即売会)に参加したことはありますか?

44.6% ある
55.4% ない

 結論 

「ある」が44.6%、「ない」が55.4%でした。
オンラインでの同人イベント参加は半数近くの方が参加されていました。

東京ビッグサイトなど実際の会場を使ったオフラインでの同人イベントが中止となり、
オンラインでの同人イベントが注目を集めています。

Q7. Q6で「ある」と回答された方へ オンライン同人イベント(即売会)の感想をお聞かせください。

4
%
10%
2
%
2
%
6%
33%
37%
2
%
4
%
4% 売上が上がった
10% 売上が下がった
2% 買いやすかった
2% 買いにくかった
6% 盛り上がった
33% 盛り上がらなかった
37% 参加してよかった
2% 今後は参加しない
4% 参加予定

いただいた感想を分類した結果、上記グラフのようになりました。

頒布の手応え

これまでより通販の売上が増えた、というご意見がある一方、
リアルイベントと比較すると、「イベント会場で作品を見つけてもらえる」という機会が減り、その分売上が下がったというご意見が目立ちました。

また「買いやすさ」について、「買いやすい・買いにくい」ほぼ同数でしたが、
「スペースにいなくて良いので楽」「会話をしないで購入できて良い」「通販開始時間が分からない」「サイトに繋がらない」「購入金額が見えることで買うのをためらってしまう」など、オンラインならではの感想が寄せられました。

リアルイベントとの比較

リアルイベントと比べて、「人との交流」「作品との出会い」が減る分、イベント当日の盛り上がりは少なく、手ごたえがないというご意見を多くいただきました。
慣れないオンラインイベントに戸惑いを感じる方もいらっしゃるようです。

あれもひとつの同人のありかただと思うのですが、やはり当日の空気が恋しく、本場のイベントには敵わない印象。 通販のみになるので、値段が高くなってしまうことも難点。

いまいち何をしたらいいのか掴めない感じはあります。通販サイトへの案内だけで終わってしまうような。一方通行な感じでいまいち物足りなさを感じる。

「盛り上がった」に分類された回答では、イベントを盛り上げる工夫が良かった・ジャンル等への愛や熱意を感じたという感想がありました。
特にオンラインイベントでは、参加者が一体となる工夫が重要なようです。

課題はあるものの「参加してよかった」

対面での交流がない・通販が動かない等の理由で、今後の参加を見送るというご意見がある一方、それでも「参加してよかった」という感想が最も多く寄せられました。

課題はあるものの、気軽に参加できることを魅力に上げる方が多く、このような状況でも、全国各地・自宅からイベントの雰囲気を味わえたことが嬉しかったとの事です。

サーバーの問題はまだありますが、遠方でもイベントの雰囲気を楽しめ、イベントのように新しいサークルとの出会いもあるとても素晴らしい試みだと思います。

創作側としては〆切の目標として意識が高まった。 実際当日新刊、既刊の通販が動いたり、メッセージをいただき嬉しかった。 買う側としては販売日の統一により、ある程度まとめ配送が期待できて嬉しい。

そして、今後参加予定の方からは、期待の声もありました。
当日に向けて、作家様同士の盛り上がりや励まし合い、ジャンルが活気づいているなど、この点はリアルイベントと変わらないと思われます。


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